愛しの短編話「祝!ご出産。でも、あなただれ?」

ある日の産婦人科での「ほんわかなお話」です。

私は先日、女の子を出産しました。

とっても可愛いのに、

旦那さんはおさるさんみたいって言うの!

生まれてすぐは、みんなそうなのよ!(プリプリ!)

この子の

「とてつもなく可愛い」のが解らないなんてかわいそう!

「あれ~え、赤ちゃん可愛い! 頑張ったねえ~!」

んっ! おとなりの部屋からお母さんに似た声が聞こえる。

おばさんになれば、みんな声が似てくるんやね。

 少しして、

「すみません。失礼しましたあ!」キーイ!バタン!と物音。

こっちのドアが開いて、お母さんが飛び込んできた。

(びっくり!)

娘「あれっ?どうしたの?」

母「部屋を間違えたの!話してたら気づいて、

  渡したお祝いも返してもらった。恥ずかしい・・・!」

娘「お母さん、いくら赤ちゃん間違えちゃっても、

  私の顔見りゃ判るでしょう・・・!」

母「それがね、その方、ノーメイクだったのでね。

  出産が大変だったから、ずいぶん疲れ顔になったね~

  と思ったのよ。ごめんね。」

娘「もう!プンプン。このお祝い要らない!!」

お母さんは興奮していて話が止まりません・・・。

娘「お母さん、お祝いは気持ちだから

  ・・・・・やっぱりちょうだいネ!」

(今なら「孫の抱っこし放題」の特典付きだよ!お母さん!)

メデタシ、メデタシ・・・。

おめでとうございます!

でも、その後に「言わなきゃよかった喜劇が・・・」

旦那「プン!プン!怒らない怒らない。

  ねえ、お母さん、ごめんなさいね。

  私だって時々間違えるんですよ。

  この前のノーメイクの時なんか

  横にだれか寝てんだろ?と思ったんですから。」

(お母さんをかばったつもりの旦那さん・・・バカ!)

妻「・・・(無言)・・・」ブーン~ギャッ!

(妻の枕が旦那さんに向かって飛んでいきました。)

ご覧のみなさんもこれじゃプン!プン!ですよね。

 

これって最後の喜劇以外はほんとの話なんですよ・・・。

くわしくはご来院の時、お聞きくださいね。

 

ブログをご覧くださいましてありがとうございます。

***あなたさまにもっと輝く笑顔と元気でいてほしい!***

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