昔々小咄「カモ捕り権兵衛さん」
むかーし昔のお話しです。
仲良しのおじいさんとおばあさんが住んでいました。
ある日、ふたりはお花畑へ散歩に行きました。
途中で「おーい!」と呼ぶ声が、空から聞こえてきます。
二人が空を見上げたら、
「あら、カモ捕り権兵衛さんじゃ!」
「また、沼でコガモ捕まえて、空を飛んでるのかい!」
「着地点の庄屋さんちは、もうすぐだでよ。がんばれー!」
でも、権兵衛さんは
庄屋さんちの屋根に降りないで、山を越えて
海も越えて、ドンドン飛んでいってしまいました。
もう、権兵衛さんの声は届きません。
「ほんとに助けてえー!」
権兵衛さんは、
コガモを捕まえたつもりが、オヤガモに捕まえられ、
北の故郷に連れて行かれました。メデタシ、メデタシ・・・
権兵衛さんはきっと海を越えて、
北の大地で素晴らしい冒険の旅をしたことでしょう・・・。
(ここで「オヤドリ」と登場したのは「マガモ」です。
マガモはコガモよりひと回り大きい渡り鳥です。
寒くなると日本に来て越冬し、
暖かくなると北の大地に帰って子育てします。)
またどうぞ宮前店にお越しください。この続きのお話でもしましょうか。
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(先輩にご指導いただき、初めて昔々小咄を作りました。)
(もっと面白くしたいので、これからも載せますね。)
(よかったら、見て下さい。)
(それと超短編のお話の方も続けますね!)
ブログをご覧くださいましてありがとうございます。
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